米粉ともち粉

更新:2021年8月30日
日本では古くから使われている食材の米粉(こめこ)ですが、 あまり馴染みのない方も多いのではないでしょうか。
主に和菓子の材料として使われている米粉ですが、 近年では洋菓子や料理などにも使われています。

本稿ではこの米粉、もち粉についてどういうものなのか、 どのように活躍しているのかを紹介しています。
目次
  1. 米粉とは?
    1. 概要
    2. 米粉ともち粉
    3. 米粉(うるち米)の特徴と用途
    4. 米粉(もち米)の特徴と用途
  2. コラム1.十五夜と月見団子
  3. 米粉の魅力
    1. いろいろなお菓子や料理に
    2. ダイエット、運動時の補食に
  4. コラム2.端午の節句と柏餅

1.米粉とは?

1.1.概要

一般的に米粉(こめこ)とはお米を細かく砕いて粉状に製粉したものの総称です。

団子(だんご)など和菓子の材料に使用される他、その特性(食感、グルテン化しない)を生かして 小麦粉の代替としてパンやケーキの生地、揚げ物の衣に使用されることもあります。

また、小麦アレルギー症状の原因となるグルテンを含まない(グルテンフリー)ので、アレルギーのある人が安心して食べられる食材でもあります。
ファーストフードチェーンの「ケンタッキーフライドチキン(KFC)」 でも低アレルゲン商品として米粉チキン、米粉パンが販売されている例があります。(執筆時)
KFCの「低アレルゲンチキンセット」(外部リンク)

1.2.米粉ともち粉

米粉の原材料として使われるお米の種類は、 があり、それぞれ特徴や用途に違いがあります。

1.3.米粉(うるち米)の特徴と用途

米粉 1kg(販売ページ)

1.4.米粉(もち米):もち粉の特徴と用途

もち粉 1kg(販売ページ)

コラム1.十五夜と月見団子

  • 十五夜(じゅうごや)とは
    十五夜は「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)」とも呼ばれ、 旧暦の8月中旬、現在の暦では「9月7日から10月8日の間で、満月が出る日」とされています。
    因みに、2021年の十五夜は9月21日(火)となります。
    この時期は、月が綺麗に見られ、農作物の収穫時期でもあり、 神秘的な月を眺めるて楽しむ他、自然の恵みに感謝する意味もある風習です。

  • 月見団子(つきみだんご)
    十五夜の際に丸い団子を月に見立て、15個をピラミッドのように積んで供える習慣があります(主に関東地方の様式)。
    他にススキや里芋、栗などの農作物を供え、豊作に感謝を表すこともあります。

    少し涼しくなるこの時期、団子をお供にお月様を愛でるのも風情があって良いかもしれません。
  • だんご粉 1kg(販売ページ)

3.米粉の魅力:なぜ米粉?

3.1.いろいろなお菓子や料理に使いやすい

3.2.ダイエット、運動時の補食に

コラム2.端午の節句と柏餅

  • 端午の節句(たんごのせっく)とは
    5月5日は「端午(たんご)の節句」。「菖蒲(しょうぶ)の節句」とも呼ばれています。
    現在、日本では「こどもの日」として祝日にもなっています。

    元は中国から伝わった風習ですが、 日本では江戸時代の武家で男の子の健やかな成長や幸せを祈ってお祝いをする日として定着したようです。

    現在では男女問わず子どもたちみんなが元気に育ち、大きくなったことをお祝いする、 またその母に感謝する日とされています。

  • 柏餅(かしわもち)
    この日は「五月人形」と呼ばれる鎧兜などの武具をモチーフにしたものを飾ります。
    また「鯉のぼり」と呼ばれる鯉をモチーフにした飾りを揚げます。
    残念ながら、どちらも近年では住宅事情などから小型化、または省略されることも多いようです。

    食べ物としては柏餅(かしわもち)を食べるのが一般的です。
    米粉(うるち米、もち米)で作った生地であんこを包み、大きな柏(かしわ)の葉っぱで巻いたお菓子です。
    柏の葉の香りがおいしさを増してくれます。
    柏の葉を使う由来は、柏の木は新芽が育つまでは古い葉が落ちないことから、 「子孫繁栄」の縁起を担ぐためとされています。
  • だんご粉 1kg(販売ページ)

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*1 出典:https://www.morinaga.co.jp/protein/columns/detail/?id=6&category=muscle